飾り皿:鷲
歌川広重「深川洲崎十万坪」に描かれる鷲、この構図が好きで時折りは眺めていた絵なのですが、
自由作品2作目にして、大きな皿(直径50cmぐらい)に 図案を描いてみました。
先生に「これをやらせてください」 教室では何でも自由にさせていただけるのをいいことに・・・
とても超初心者が彫れるものでないということが、彫っていく過程でわかったものの、
先生たちに助けられて、また、作品展に出品したいがために、時間との戦いで仕上げた作品です。

写真撮るのもたいへんでした・・・!

まず、図案がかなり間違っていて、彫りながら、先生に訂正していただいたり
自分でも、気がついて、書き直したり・・・大きなお皿なはずが、表現をしたいと思うと、
どんどん広がって・・・

広重の絵ではこの鷲は1/3ぐらいしか描かれていないので、あとは想像するしかありませんでした。
しかも、広重の鷲の表情は獲物をとらえるといより、ちょっと笑ったような感じ!
わたしは、獲物発見!みたいにしたかったので、顔の表情も写真などを参考にしました。

それに、今思えば(鳥の図鑑を購入→遅い!)羽根の仕組みや、筋肉、骨格がわかっていれば・・・
と後悔すること多し!
とにかく、彫る前に、ちゃんと 対象物をとらえる! このことがいかに重要かと認識!


羽根にしても、顔にしても、くちばしにしても、平面から立体を表現するというのは、本当に困難でした。
写真ではわかりにくいですが、首と胴体のつなぎ目はかなり落として彫っています、
でも、こうして見ると、それがわからない・・・明確じゃないってのは、
どうして彫ればいいのか・・・今後の課題です。
浅くても、小さくても、見た人に想像させたり、メリハリのある動きのある作品にするには、まだまだ修行が!
道のり遠い~

今回に限らず、鎌倉彫は彫師の作業後は塗師さんたちにお任せするのですが、
わたしは塗りはしませんので、塗るとどうなるのか・・・
楽しみでもあるのですが、厚みがでることでメリハリがうすくなったり、逆にコクソや塗りの色合いで
想像以上に濃くなったりする個所も多々。
今度の作品は、塗りを意識して彫りたいとも考えています。

鎌倉彫のおもしろい(苦労?)するところに、彫りの後の塗りにおいて
その相性と結果を想像して刀を入れると思うと、本当に奥深く、興味のそそられる点ではあります。

ただいま、菖蒲のは箱物を作成中♪めちゃくちゃ苦労しています・・・!

教室:鎌陽洞